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2015-01-21

イメージトレーニングの有効性 その2

* 昨日書いた記事の続きとなります。

シャドーボクシングは本来、参考資料などで研究した次の対戦相手であったり、

仮想で創り上げた「自分にとって苦手なタイプのボクサー」であったり、

何百回と試合の動きを勉強してきた憧れの世界チャンピオンであったりと、

対戦相手は誰であれ頭の中でリアルにイメージしながら行うものが

『正しいシャドーボクシングである』というのが私の結論です。



私がトレーナーだった頃も「練習前のウォーミングアップ」や「練習終わりのまとめ」等、

シャドーボクシングはこの程度の練習と捉えている選手も多かったように思います。

また、鏡を見ながら『フォームチェックをしています』と言うのなら理解もできますが、

リングの中で動いている最中に突然足を止めて左フックをゆっくりと反復練習?



『・・・何やってんの?』

『いや、フックの振りが大きいかな?って・・・』

『相手が前に居てもやるのかよ?』

『いや~それはないですけど・・・』

『そういう練習ならリング使う必要ねえよ。下でやれ』

これはトレーナーだった頃の私と「選手志願の練習生」との実際の会話です。



勿論その後、私のシャドーボクシングに対する概念を相手にきちんと伝え、

理解してもらえたようですが、何故私は上記のような会話をしたのか?

それは「連続性のないただの1人ボクシング」では実戦的効果が低下することや、

他にもリングが空くのを待っている選手(一般会員でも)が何人もいる訳ですから、

『上手に回転させ全員で有効利用して欲しい』という2つの気持ちからです。



そもそもシャドーボクシングの最中に「頭の中でリアルに闘っている」のであれば

『試合中に立ち止まるという動作は起こり得ない』という結論に達する訳です。

ですから私の教え子には「実際の試合」でもミスブローが起こるのは当たり前だから、、

一旦リングでシャドーボクシングを始めたらいちいち立ち止まったりせずに、

ミスも含め『ゴングが鳴るまで通しでやるように』とアドバイスしていましたし、

気になった部分はリングを降りてから鏡の前で改めてチェックすれば良い訳です。

この点に関しては他のスポーツや仕事でも同様であると私は考えます。



少し「例えが不謹慎」であることをお断りして申し上げれば、

私は座って目をつむった状態から「街で事件に巻き込まれたという設定」で、

頭の中だけで「リアルなイメージトレーニング」をした経験があります。

内容は「包丁を持った男に逃げ道を塞がれ素手で殴り殺すしか術がない」という、

女性や子供達には不謹慎で大変申し訳ありませんがリアルなイメトレとなりました。



結論を申し上げますとその空想に「臨場感」を持たせた瞬間から、

「死への恐怖や覚悟」であったり「包丁をどのように攻略するのか?」や、

「心臓の位置を敵から遠ざけるためサウスポー構えにスイッチ」など、

数秒間で弾き出さなければならない駆け引きでジンワリと汗が滲み出てきますし、

緊張で筋肉が張り詰めてくるのがよく判ります(瞑想ではないため)。



映画「マトリックス」の1作目で主演のキアヌ・リーブス演じるネオが、

「頭の中だけで」カンフーをマスターしモーフィアスと戦うシーンがありましたが、

まさにあれが『脳機能学的なイメージトレーニングである』ということです。



昨日の記事でも紹介しましたが元・世界チャンピオンである具志堅用高さんが、

「シャドーボクシングに費やすラウンド数が多かった」というエピソードも、

おそらく「リアルなイメージ」で対戦相手と戦っていたからではないかと考えられ、

『スパーリング以上の実戦効果を得ていたのであろう』と推測できる訳です。

* 完結編に続きます。



本日もお疲れさまでした。



 END

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