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2015-01-10

ボクサーの練習と減量 その①

私がプロボクサーを引退してから既に15年の歳月が流れましたが、

身長178cmに対して体重は65~67kgの範囲から変動したことはありません。

筋肉量は勿論減りましたがボクシングを始める前の体重に戻ったまでのことです。



現役の選手だった頃は練習前で72kg 程度ありました。

もちろん朝のロードワーク夜のジムワークをハードに行った上での体重ですから、

筋肉の比率は現在の倍以上ありましたし減量前でも体脂肪率は低かったはずです。

そこから試合の前日に行われる計量に向け2週間ほど前から本格的な減量に入り、

私が在籍していた階級S(スーパー)・ライト級のリミットである63.5kgに持っていく訳です。 

この当時は体脂肪率など気にも留めておらず計測したことはありませんが、

おそらく減量のピーク時で5%以下になっていたことは体感的に間違いありません。



先日も記事を書きましたが「脂肪を燃焼させること」「体重を減らすこと」は、

運動と食事制限の関係性も含め必ずしも「=(イコール)」になる訳ではありません。

サウナなどに入り目一杯汗を絞り出せば体重は減りますがそれは物質的なものであり、

発汗量と同等の水分を補給することで減量した分はすぐ元に戻ってしまいます。



そのメカニズムをフィットネスクラブのインストラクター時代に既に学んでいた私は、

サウナスーツの様なスタイルで暑苦しそうにエクササイズをしている会員さんに対し、

失礼の無いように気を使いながらも「痩せるために我慢している」と判断した場合には、

『もしも汗を振り絞った後の爽快感を得たい目的があるのでなければ、

脂肪燃焼効果で内側に得られるトレーニング効果は全く変わらないので、

快適でリラックスできるスタイルでトレーニングをしても全く問題ないですよ!』


と推奨していたほどです。



それにも係わらずプロボクサー時代に減量のピークを迎える頃になると、

もはや体を動かすことなくスタミナを温存しつつも体重のリミットのみを保つという、

最終段階に移ったボクサーにとって動かなくても体重が落とせるサウナは貴重な存在です。

もちろん動かなくともそのような体重の絞り方では体力が少なからず奪われてしまいますが、

それでも減量のキツイ選手達は計量をパスする為にそういった方法を取らざるを得ません。

水分を補給すれば体が全てを吸収してしまうほど渇ききった極限状態のまま、

計量をパスするまで一切の水分を断ち切ることを「ドライ・アウト」と呼びます。

* その②へ続きます。



本日もお疲れさまでした。



 END

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コメント

干物

減量といえば、、、どっかのジュウセイ師だよね。

何だか一度、、からっからの干物みたいになってウチの治療台に横になってたのが忘れられない。

Re: 干物

ポッチンさん、干物柔整師になっていましたか(≧∇≦)

うちのジムでは最も減量が苦しい選手でしたからね。

あと2回続きますからお付き合い下さい。

その柔整師とはまさか...

減量中にサウナの後に水風呂に浸かると、皮膚から水分を吸収してしまうんではないかと思ってしまいます。
多分、カサカサの肌ですから、幾分の水分は肌から吸収していたでしょうね。
いい経験!?をさせて頂きましたm(__)m
もうこの先、あのような経験は出来ないでしょうね。

Re:

闘う柔整師くん、君しかいないでしょう(≧∇≦)

あれだけカサカサの肌になったら毛穴から水分を吸収するのでは?

君が取り組んでいた現役時代の減量には本当に頭が下がる思いです。

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