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2013-11-05

俺たち花のリストラ世代

半沢直樹の原作本風なタイトルにしてみました。

私が初就職をしたのは1991年3月で、バブル崩壊から1年と数ヶ月後のことです。

当時はまだ『バブル崩壊』なんて言葉は使われていなかったと思いますし、

日経平均株価も3万8000円台の『史上最高値圏』から下がり始めた頃で、

現在とは比較できないほど景気は良かったと記憶しています。



今日のような長引くデフレ時代がやってくるとは誰も思わず、

『日本の好景気はまだまだ続く』と楽観的な考えで仕事をしていたはずです。



20年も経ちましたから実名で書かせて頂きますが、

私は『忠実屋』という会社の子会社だった(当時は)フィットネスクラブに入社しました。

『レガシー21』という名前のクラブで、インストラクターをしていたんです。

私は3年間勤務した後、自己都合で退職しましたが、

同じ年に『ダイエーが忠実屋を吸収合併する』というニュースが流れました。



その当時は株式投資の『か』の字も知りませんでしたが、

いわゆる『株の買占め』による企業買収です。

忠実屋側も自社株買いなどで防衛策を講じていたようですが、

当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったダイエーの資金力には及ばなかったのでしょう。



私は忠実屋の独身寮に住んでいましたから、単身赴任の課長さん等に可愛がってもらいました。

その人達から聞きましたが、ダイエーの買収は決して『友好的なもの』ではなく、

『リストラ』という言葉が流行り出したのは、まさにこの時代からです。

かつて『忠実屋』だったデパートは、全て『ダイエーグループ』の看板に変わり、

忠実屋本社の役員は、ダイエーグループの支店長に降格させられ、

支店長クラスの人間は係長や主任に降格させられたそうです。

『嫌なら辞めてもいいんだぞ』という陰湿なイジメも実際にあったそうです。

中にはダイレクトに本社に呼ばれ『君、次の就職先は決まったのかな?』と、

はっきり告げられた支店長さんもいたほどです。



ダイエーは確かにマーケティングに関するノウハウは忠実屋よりも遥かに上で、

関西出身の企業らしく『オラオラ系』の典型だったような会社です。

私が居た『レガシー21』も『オレンジワン』という社名に変わり、

ダイエーグループに属していたフィットネスクラブへと組織変更されました。

確か、サブチーフ以下の正社員は、アルバイトと同じ待遇にされ、

時給扱いになったと当時の同僚に聞いたことがあります。

これも『リストラ』であることは、もはや説明する必要はないでしょう。

当時のダイエーは、たくさんの人間に恨まれながら企業成長を遂げました。



そんな栄華を誇ったダイエーも、今では『イオングループ』の傘下。

20年前の経営陣は既に退職しているのでしょうが、

『人にしたことは良くも悪くも自分に返ってくる』という典型的な例ではないでしょうか?



私は、そんな『リストラ世代』に会社を辞め、プロボクサーを目指しました。

ふと思い出した、20年以上も前の記憶です。



 END

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