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2013-09-03

戦闘力

皆さんご存知の漫画、ドラゴンボールに【スカウター】というアイテムがありましたね。

標準を合わせた相手をそれで覗き込むと、戦闘力が数値となって表れるというものです。

このアイテム、実在したら物凄く便利だと思いませんか?



戦闘力5千の人間が、ケンカを売ろうと思った人間の戦闘力を覗いたら、

『やばい、あいつの戦闘力2万だ!! やめておこう』

となり、無益な争いが地球上から消えていくというものですww



私も含めた全ての格闘家にとって、何をもって【最強】と呼ぶのか?

これは永遠の論点であり、意見の分かれる所でもあります。



中国拳法でも空手でもボクシングでも、それぞれ優れた戦闘法を持ち

『どの格闘術が最強か?』を決めることは難しいと考えます。

となれば当然『その時代は誰が一番強かったのか?』となります。



今から7~8年前、あるスナックのカウンターで隣に座っていた男が、

キックボクシングの日本チャンピオン(当時)と会社の部下が友達だと、

自分の友達でもないのに、何故か自慢していました。

それを聞いていたママが『この人、元プロボクサーでトレーナーよ』と、

余計なおせっかいで、迷惑なことに私のことを紹介したんです。

現役の頃、何度か面倒くさいことになった経験がある私は、

『酒の席で、俺がプロボクサーだとか絶対に言うなよ』と、

仲間にはきちんと口止めしてありましたが、引退していたので油断していました。



仕方なく話しを聞いてあげていたのですが、

最後の一言があまりにも次元の低い内容だった事で、私はそれ以上話すのを止めました。

『でもさあ、ボクサーじゃキックボクサーには勝てないよね?』です。

格闘家の方なら、私があきれ返った理由はお解かりでしょう。



確かに、【キックのルール】でボクサーがパンチだけで闘うのであれば、

条件的に不利ではありますが、勝てない理由としては成立しません。

負け知らずだった頃のボブ・サップは、ほぼパンチだけで【K-1】を闘いました。



私が論点にしているのは、『体重制限や闘う場所を問わず』に、

『各々が身に付けている格闘術をベースに、ルールなしで自由に闘ったら誰が強いのか?』

そういう次元の話をしているんです。



では、全盛期のキックボクサー・魔裟斗選手と、全盛期のボクサー・マイク・タイソンが、

路上でストリートファイトを行った場合、魔娑斗選手が絶対に勝つのか?ということです。

決して、魔娑斗さんが弱いという意味ではありません。

タイソンがキックを使わなくとも、ヘビー級とミドル級という圧倒的な体重差があります。

そして足元が不安定な場所では、不用意な蹴り技はバランスを崩すリスクがあり、

結果的には、ほぼ同じ条件で闘うことになるからです。



ヒクソン・グレイシーが400戦無敗だったからと言って、

【グレイシー柔術】が世界一の格闘技だということにはならないのです。

あくまでも『強い』と言われている男が、どんな戦闘法を使っていたのか?

論ずるのであれば、そこを焦点にするべきです。



最後に、全ての格闘家に敬意を払った上で断言致します。

『どの格闘技が一番強いかは決められません』

己が極めんと欲している物事に対し『その道の奥深さ』を知っている者は、

上記した男のように、軽はずみな言葉は口にしないものです。



* 余談になりますが、その男が自慢していたキックの日本チャンピオンとは、

当時、うちのジムにボクシングのパンチを磨きに来ていたS君のことでした。

当時のプロなら誰もが知っていた、彼のことです。

その日も私は『ミットお願いします』と彼から礼儀正しく頼まれ、

ミットを受けてきた後に訪れた、あるスナックでの出来事でした。



 END

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コメント

塩田剛三という男

当時ケネディ大統領の弟が世界中を外遊していた時、
世界最強の合気道家だった塩田剛三を訪ね、
198センチのボディガードを挑ませた。
まるで昆虫をピンでとめるように、
指一本でその大男は押さえ込まれた。

彼は153センチ45キロの小男である。

スカウターでは彼の強さは測れないだろう。



でも世界で一番強いのはウチの奥さんだ!間違いない!!

Re: 塩田剛三という男

先生、塩田さんは有名ですよね。
合気の達人は『気』をコントロールできるから、
おそらく戦闘前の数値は一般人並かも?
瞬間的に跳ね上がるんでしょう Σ(゚д゚lll)
人を観た目で判断してはいけませんね。

それにしても、世の中には強い人間がたくさんいますね。
奥さんを大切にして下さい www

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