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2017-02-05

プロデビューから21年







明日2月6日は、私がプロボクサーとしてデビュー戦のリングに上がった日であり、

月日が流れるのは本当に早いもので、あの日から明日で21年目を迎える訳です。

添付させて頂いた画像に写る、赤いトランクスのボクサーが21年前の私ですが、

数年来の読者の方であれば既にご存知の通り、結果は私の「3RKO負け」という、

ほろ苦いプロデビューとなりましたが、私の中では「世紀のミスマッチ」でした。



当時、4月10日オープンだった古巣のジムに移籍組のプロを押しのけ、

ド素人の状態から会員NO.1番として入門した私は若さと勢いだけに任せ、

入門から半年後にはプロテストに合格し、10ヵ月後にはプロデビューと、

「ボクシング経験が半年以上必要」というプロテストの規定がある以上、

日本のプロボクサーの中では最短でプロになった1人であると言えます。



という自慢話も『結局デビュー戦KO負けじゃねェかよ!』と突っ込まれて、

見事に玉砕されてしまう訳ですが、何が「ミスマッチ」だったのかと言えば、

私は「全ボクシング歴が10ヶ月目のオーソドックス(右利き)」なのに対し、

相手は「遅咲きのデビューながらボクシング歴豊富なサウスポー」だった訳です。



ボクシングや他のスポーツでも詳しくない方のために解説をさせて頂きますと、

「全競技人口」の中でもサウスポー(左利き)が占める割合は非常に少なく、

日頃からオーソドックス(右利き)と対戦し慣れているサウスポーに対し、

右利きにとっては所属先に左利きの選手が1人も居ないことも珍しくなく、

アマチュア経験でもない限りデビュー戦の相手がサウスポーというのは、

通常のマッチメイクではあり得ない「タブー」であったと言えます。



それだけ当時のジムには力がなかったということになりますが、

ジムの会長のマッチメイクに対し、チーフトレーナーを務めていた、

私をプロに育ててくれた師匠は『普通デビュー戦にサウスポーなんて、

引き受けるほうがおかしいんだよ!勝たせたくねェのかよっ!?』と、

呆れ返っておりましたが、正月休みも返上で私を指導してくれたことに、

今でも感謝致しておりますし、その後の私のキャリアにも活かされました。











対戦相手だったサウスポーの彼は、3戦3勝(3KO)の戦績で毎年開催されている、

東日本新人王トーナメントのJウェルター級(現在のSライト級)の準決勝まで勝ち進み、

この年の全日本新人王を獲得した選手に判定で敗れ、そのまま引退したとのことです。

訳ありでプロデビューが遅かったことから『新人王が獲れなかったら辞める』という、

壮絶な覚悟で挑んでいたと、後に当時ジムのオーナーだった社長から聞かされました。



この試合から3年後、私も彼と同じ階級で東日本新人王トーナメントの決勝まで勝ち進み、

後に日本・東洋チャンピオンになる相手に敗れ、翌年には引退することになる訳ですが、

この時はまだ知る由も無く、負けた悔しさとパンチで折れた鼻骨と眼底の痛みだけが残り、

勢いだけで突っ走ってきた私のボクシングキャリアの中で「初めての挫折」となりました。

今となっては本当に懐かしく、青臭く、眩しくて煌くような青春の1ページだったと言えます。



本日もお疲れさまでした。



 END

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コメント

自分は勇輝さんのデビューの3ヵ月後のゴールデンウィークに入会したんですが
もう21年前になるなんて、時の流れは早いですね。

Re:

闘う柔整師くん、次男坊の育児は順調ですか?

本当に月日の流れは早いですね。俺にとっての君は今でも高校生のままです(≧∇≦)

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